琴平中学校図書館のページが できました!

 

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〇おすすめ本紹介(給食時に紹介した本)

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〇図書館利用ガイド

〇図書館の様子(写真)

など投稿してまいります。

 

【お昼の放送の時間に紹介した本】

    テーマ「狂言」        (2024/12/11)

琴平中学校で「狂言 蝸牛」の体験と公演がありましたので狂言について書かれた本を紹介します。

 

●1冊目は「中高生のための狂言入門」山本東次郎・近藤ようこ/著 平凡社

狂言は、約600年前から脈々と演じられてきたものです。

その魅力と伝統について、大蔵流狂言方の家に生まれ、4代目である山本東次郎が紹介しています。東次郎は人間国宝でもあり、数々の受賞をされています。

「人がいるところに芸能はある。」だとか。能と狂言のちがい、歴史など、あらゆることを中高生向けにて、丁寧に紹介しています。

 

●2冊目「狂言」茂山宗彦(もとひこ)・茂山逸平(いっぺい)/監修 アリス館

先日演じた「蝸牛」のあらすじを紹介しています。

ほかに舞台構造、役者の日常、役柄が分かる装束や面、おはやしのリズムなど、図説し、見やすい本です。

 

●3冊目「能と狂言」児玉信(まこと)/著 小峰書店

「能」と「狂言」は、室町時代から同じ舞台を使って演じられてきました。違いは何なのか?写真と共に比較しながら説明しています。

この本によると狂言は風刺精神も加え、庶民の目線で表現された演劇で、自由さをもつセリフも特徴とのこと。狂言独特のしぐさや、型もたくさん紹介されています。

 

●4冊目は「能・狂言物語」 丸岡明/著 ポプラ社 

 

皆さんが演じた「蝸牛」を含めた、人気の10曲目が入っています。あらすじではなく、各物語を現代語化された本です。狂言公演の前に、読んでおくと楽しめるはずです。

【お昼の給食の時間に紹介した本】2024年11月5日~21日

 

10,11月は秋の読書週間期間です。

図書館企画として日本語と英語の絵本を展示し、読み比べ期間にしました。

そこで、給食の時間に9人の生活委員さんに、絵本の読み聞かせをしてもらいました。

  11月5日 <りんごかもしれない> It might be an apple.

  11月6日 <ころべばいいのに> Why do I feel like this?

  11月7日 <14ひきのおつきみ> The family of fourteen and the moon.

  11月12日 <14ひきのピクニック> The family of fourteen and go picnicking.

  11月13日 <おやすみなさい おつきさま> Goodnight moon

  11月14日 <はらぺこあおむし> The very  hungry caterpillar.

                                                                                                   11月19日 <としょかんライオン> Library lion

                                11月20日 <おともだちになってくれる?> Will you be my friend?

                                11月21日 <スイミー> Swimmy

【お昼の放送の時間に紹介したおすすめ本】

 テーマ「2024年 ノーベル平和賞受賞に関する本」      2024/10/23 

 

 今年のノーベル平和賞に日本の被爆者らでつくる団体「日本原水爆被害者団体協議会」が受賞しました。ノーベルの遺言には「国家間の友好、軍隊の廃止または削減、および平和会議の開催や推進」に貢献した人に贈るようにと書き残しています。

原爆の現実を絵本で物語った本を紹介します。

 

●1冊目は「絵本 おこりじぞう」 山口勇子/原作 金の星社

むかし、日本が戦争をしていたころ広島のある横丁に、小さな石の地蔵が立っていた。その地蔵はいつも笑顔で、その横を通る人まで笑顔にしてくれた。真夏の朝、原子爆弾が投げつけられた。人々のうめき声と光景の中に、吹き飛ばされた地蔵の横をぼろ切れが飛ばされてきた。いや、それは女の子だった。女の子には、お母さんに見えたお地蔵さんに「かあちゃん、みず」とお願いした。

 

2冊目は「ひろしまのピカ」 丸木俊/著 小峰書店

1945年8月6日、アメリカの爆撃機B29 のエノラ・ゲオ号から「リトルボーイ」とかわいい名前がついた原子爆弾が広島に投下された。人類初めて、アメリカが原子爆弾を試した日だ。

この絵本は著者の丸木さんが、後世の人たちに原爆の悲惨さを残すための遺言として作った絵本。

 

●3冊目は「絵本 まっ黒なおべんとう」」 児玉辰春/作 新日本出版社

1944年、日本が戦争に負けそうな頃、中学校3年の兄と、あと2か月で50歳になる父は戦争へ招集された。「家族を守れ」と父に託され、残った中学1年生の「しげる」は、その朝、母親に大豆と麦の混ぜ飯を弁当箱に詰めてもらい、いつものように出かけた。

そのあと、見たこともない光と爆発、そして黒い雨が降ってきた。心配で心配でたまらず、しげるを探しに行った母親の目に広島の町は、悲惨な焼け野原が広がっていた。「おかあさ~ん」と呼ばれた気がした。お弁当箱がみえた。

 

絵本以外にも、有名な小説「黒い雨」井伏鱒二/著、原爆写真「ノーモアヒロシマ・ナガサキ」などもあります。原爆、戦争の怖さを知ってほしいです。

 

【お昼の放送の時間に紹介したおすすめ本】

    テーマ「こんぴらが舞台になっているお話」        2024/10/9

●1冊目は「青空晴之介 その1 鼻大蛇の話 」 杉山亮/著 仮説社

舞台は「金毘羅舟ふね 追いてに帆かけてシュラシュシュシュ」と讃岐の丸亀藩飯山にやってきた少年剣士 青空晴之助が主人公。時代は江戸時代。子供が主人公の時代物です。悪者、化け物をやっつけます。晴之助は、訳あって母一人子一人で暮らして居ます。文章は、江戸前のしゃれた言葉遣いやダジャレがいっぱい。

作家の杉山亮は、「もしかしたら名探偵」など 名探偵シリーズを書いた作家で、手作りおもちゃ作家でもあり、笑いが大好きな作家です。笑いがこぼれてくる物語です。

 

2冊目は「こんぴら狗」今井恭子/著 くもん出版

安土桃山時代から江戸時代、讃岐の領主は、金比羅さんを信仰して、厚く保護しました。昔は船で大きな荷物を運んでいたので、優秀な技術を持つ瀬戸内海の塩飽諸島の漁師たちは、全国各地で雇われ、大事にされました。その船乗りたちは、金毘羅の神を熱心に信仰し、全国に金毘羅さんを広めたと言われています。

この話は、金刀比羅宮に参りたいけど、事情があり、叶わない人の代わりに、狗が道々の道中をいろんな人に託されながら、「こんぴら参り」を果たすお話です。無事に飼い主の元に戻ることのできた狗は、どれだけいたのでしょうね。この本の主人公は、江戸から讃岐まで数百キロの往復の道を旅した狗の「ムツキ」の話です。

 

3冊目「おはなし歴史風土記 香川県編」歴史教育社協議会/編 岩崎書店

香川県内の各地の暮らしを知る風土記です。この本の中に「こんぴらまいり」と題し、1人の男が主人公になった物語があります。舞台は1802年江戸時代、この男は尾張の国(今の愛知県)から長崎へ商売に出かけます。一生に一度は金毘羅参りと、途中で「こんぴらさん」に寄ろうと考えます。大阪の道頓堀から、船に、シュラシュシュシュと乗って、丸亀の港に着き、丸亀中府など、街道にある 石の道しるべを手掛かりに「こんぴらさん」を目指します。こんぴらの町の様子、道中の人々の生活なども興味深く書かれています。

 

【お昼の放送の時間に紹介したおすすめ本】

    テーマ「9月に図書館に入ってきた本」       2024/9/25

 ●1冊目は「中高生のための哲学入門 君の悩み、哲学プラクティスで解決します」 

       小川仁志/著 ミネルヴァ書房

哲学を学ぶことは人生の悩み解決に役立つらしい。哲学者とは、生涯かけて悩み続けた悩みのプロフェッショナル。私たちの身近な悩み、友だちの事や、、嫉妬やクヨクヨなどなどすっきりとアドバイスしてくれます。

 2冊目は「だれよりも速く走る 義足の研究」 義足エンジニア 遠藤謙/著 偕成社

パラリンピックで義足選手が活躍していました。義足には日常用義足、スポーツ用義足、ロボット義足があるようです。この本の著者が、なぜ義足エンジニアの道に進んだのか?高校時代にバスケットボール部の仲間が骨肉腫という病気で片方の足を切断しました。「動く」ためには、脳からの伝達と、さまざまな筋肉の仕組みがあって、動けます。著者の作った義足を着けた選手が、オリンピックで銅メダルを獲得しました。ノンフィクションの本です。

●3冊目「部活でスキルアップ!演劇部」杉山純じ/監修 メイツユニバーサルコンテンツ

劇を作り上げるための参考書に。声の音量、発音法、練習法、小道具、音響などの基礎知識。体力や体感の鍛え方もあります。

 この本を書いた作者は、演劇制作ユニットを主宰し、演劇制作、高校や大学で、演劇に必要なコツやポイントを教えています。

【お昼の給食の時間に紹介したおすすめ本】

テーマ「進路」               2024//11

進路について考え始める時期に「早すぎる」ということはありません。

●1冊目「13歳からの進路相談 マンガと図解でわかる」 松下雅征/著 すばる舎

いったい僕は何のために勉強しているのだろう?著者の松下さんは、早稲田大学、アメリカ留学と偏差値の中で進路を選んできました。でも後悔しました。

一人一人が自分にあった進路も見つけ、選ぶために、どうしたらいいのか。

「行ける学校から、行きたい未来へ」のアドバイス。

 

●2冊目「中高生のスポーツハローワーク」 内田暁/著 Gakken

大好きなスポーツに全力で打ち込んでいるけど、このままスポーツを続けて大丈夫?スポーツに関わる道に進みたい。どんな仕事があるのか?栄養士、プロ野球の球団職員、義足やラケット開発など、競技するだけではなくスポーツに関わる仕事はあります。高校、大学進学など大きな進路の分岐点の時のアドバイスや、分岐点までに中高生が準備することは?

 

●3冊目「美術の進路相談」 イトウハジメ/著 ポプラ社

現役の美術教師が、絵を描き続けたい人に向けて、どうしたら美術にかかわっていけるのかをアドバイス。

美術の世界に住む人ってどんな人?実は作者は、子どもの頃は美術を学ぶ意味が分からなかったとも書いています。どうして今の道を歩んでいるのか?美術から得たものがあるから?その答えはこの本に書かれています。

 

●4冊目「おしごと年鑑 2024」 朝日学生新聞社/編 朝日新聞社

将来の仕事探しのための本。仕事を知り、将来への視野を広げるために役立つ本です。 QRコード付きなのでタブレットなどでも読めます。運命のお仕事がわかる占いや10の分野の企業120カ所を紹介。

【お昼の放送の時間に紹介したおすすめ本】

テーマ「新刊本」   2024//12

●1冊目「世界一やさしいマジックの本」 アレクサンドル・アンリ/著 すばる社

10本の指と、わずかな材料(トランプ、コイン、紙など)と、練習すればできそうな基本の手品の攻略本です。夏休みに、マスターしてみませんか。

マジックは、秘密をあかさない、鏡の前で練習、お客さんの正面で演じる、など大事なコツも。例えば、コインが机を通りに抜ける。勝手に動く指輪、破ったはずの紙が破れていないなど20種類の手品を紹介しています。

●2冊目「この形にはワケがある!ゆかいな実験器具図鑑 ビーカーくんと そのなかまたち」 うえたに夫婦/著 誠文堂新光社

著者は絵を描く事と理科が大好き。理系の大学を出て、メーカーに就職し研究員になる。自分の好きな理科と化学で面白いものを描きたい。そこでビーカーが主人公となり フラスコ坊や や 三角フラスコ、ピペット洗浄兄弟などなど、面白いネーミングのキャラクターの仲間たちをゾクゾクと紹介。科学の偉人や豆知識も入っています。絵も可愛く、今までにない面白さと温かさを感じる話題の本。絵本じゃないけど柔らかいイメージの本です。

●3冊目「天気のことわざは本当に当たるのか考えてみた」 猪熊隆之/著 ベレ出版

全国各地で残されてきた「天気のことわざ」の紹介とそのことわざができた経緯や信ぴょう性など、天気がもつ神秘を解き明かしながら紹介しています。皆さんも聞いたことが有ることわざが、きっとあります。

 

たとえば、「かえるが鳴くと雨」「燕が低く飛ぶと雨」「朝焼けは雨、夕焼けは晴れ」「星が瞬くと雨」など 43のことわざを解明しています。

出前本棚 2024/6

【お昼の給食の時間に紹介したおすす絵本】

 

テーマ 「勉強の仕方についての本」        2024//11

勉強法いろいろあります。

 

●1冊目「中学生からの最強のノート術」 伊藤敏雄/著 ナツメ社

ノートは、「わかる」「わからない」を分けるための物だから、見直したときに分かりやすく書いておく事が大事。この方法を身に付けることで学力がアップにつながります。

学んだことや考えていることの整理の仕方、記憶に残りやすい書き方など、ノート術について教えてくれています。ノートの取り方は、勉強が分かるようになるために大事な作業のようです

 

●2冊目「やる気も成績もぐんぐんアップ!中学生のおうち勉強法」 みおりん/著 実務教育出版

ごきげん勉強法を身につけると、勉強も苦ではなく、楽しむことができます。

ごきげん勉強法で楽しむとは?コツとは?いろんな方法によって楽しめるみたいです。

 

●3冊目「ぜんぶ5分 中学からの最高にゆるい勉強法」 東京大学サイエンスコミュニケーションサークル/協力 Gakken

この本で教えてくれた5分間のマネをするだけで、ゆるっと勉強が始められる。

知らない間に頭が良くなったみたいに。教科ごとの5分間の勉強や、わざとしんどくなる踏み台昇降しながらの勉強法など、面白い方法も紹介されています。

 

●4冊目「面接官はココを見る高校入試 面接対策」 旺文社/発行

自己PRノート用紙が付いているので自分を知りことができ、好印象になるコツ、面接でよく聞かれる質問、推薦入試ってどうしたらいいの?などが書かれています。まだ受験は先だけど、知っておくと安心しませんか?

この本の最初のページに「学ぶ人は、変えてゆく人だ」と書かれています。

「学び」で目の前の問題や人生を変えていってほしいです。

【お昼の給食の時間に紹介したおすすめ本】

テーマ 「部活の本」   2024//28

部活応援 最新版を紹介します。

●文化部の本

・「パワーアップ吹奏楽シリーズ」ヤマハミュージックが出版の楽器別で紹介した本です。

楽器は、ホルン、コントラバス、チューバ、オーボエ、クラリネットです。楽器を持つ前に楽器の名称、仕組み、組み立て方、取り扱い方、手入れ方法や演奏前の準備体操、楽器を持つ構え方、練習方法など細かく教えてくれています。とても分かりやすいです。

・もう一冊、「楽器のメンテナンス」についての本も入りました。

木管楽器(フルート、ピッコロ、おーぼえ、クラリネット、ファゴット、サクソフォン)金管楽器(トランペット、トロンボーン、ホルン、チューバ)弦楽器、打楽器(コントラバス、4マリンバ、ビブラフォン、スネアドラム、パスドラム、ティンパニ)など基本的な楽器の管理を知る本です。

●運動部の本

・「部活で差がつく野球ピッチング基本のテクニック」正村公弘/著 メイツ出版

著者の正村さんは、「誰でもエースになれる」と多くのプロ野球選手を育てました。分かりやすいコツを教えた決定版です。

・「練習メニュー200」シリーズの本。ソフトテニス、バスケットボール、卓球など基本が身につく練習メニューが200書かれています。

・「陸上競技スプリント最速トレーニング」

スプリンターに必要なフォーム、トレーニングの方法など50のコツがしっかり入っています。

・「スポーツルール2024」最新版のスポーツルールです。

陸上、水泳、体操、バレーボール、サッカー、バトミントン、柔道剣道など44種類の競技のルールが分かります。

・「けがをせずに動けるスポーツ選手をめざす体づくりの教科書」松野慶之/著 大修館書店

筋肉と神経の構造や働きを知って、痛みにくく動きやすい体を作る本です。疲労回復に効果的なクールダウンの仕方なども載っています。

・月刊「武道」日本武道館/発行 

先生から毎月、寄贈されています。武道のことについて国内外の情報が入った雑誌です。剣道、なぎなた、弓道など、武道の歴史、スケジュール、成績記録など面白い情報満載。

 

 

【お昼の給食の時間に紹介したおすすめ本】 

   テーマ「政治」   2024//14

●1冊目は「14歳からの政治入門」 池上彰/著 マガジンハウス

この本は大阪明星中学校2年の生徒さんの質問を著者の池上彰さんが答える形の本です。

なぜ、投票に行かないと不利になるのか?大学生になると国から10万円お小遣いがもらえる国がある?大統領と首相って、どう違うの、どう選ばれているの?国の借金は、国民が税金で払っている?北朝鮮の代表が支持率100%になる仕組みとは?14歳の視点の質問だから分かりやすく読みやすいです。

 

2冊目は「はじめて学ぶ みんなの政治」アレックス・フリス/著 晶文社

人々が昔から議論してきた理想的な政府の形について、政治の専門言葉など、それ知りたかった!をすっきり解説した政治入門書です。

政治のシステム、権威主義国家、民主制、三権分立、選挙や選挙の不正、圧力団体って何?左派と右派とは?貧しい国があるのはなぜ?移民ってどんな人?など図解を見ながら、とても分かりやすく理解できます。

●3冊目「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」くさばよしみ/編集 汐文社                                                                                             2012年、ブラジルで国際会議が開かれました。環境が悪化した地球の未来について世界各国の代表者が順番に意見を述べる会議です。立派な姿の各国代表者の中で、南米の小国ウルグアイのムヒカ大統領が質素な背広姿で演説します。給料の大半を貧しい人に寄付し公邸には住まず農場で奥さんと暮らしています。ウルグアイの人々は親しみを込めて「ぺぺ」と呼んでいます。そんな小国のムヒカ大統領の演説に、最初は世界の代表者は関心を示しませんでしたが、終わりには大きな拍手が沸き起こります。人々にとっての本当の幸福についてのスピーチだったからです。

世界で戦争や環境破壊が起こっていることを知っていますか。日本でも政治のトップの考え方が国民の生活を大きく左右していきます。中学生は、政治に関係ないと思わず、政治に興味を持って少しずつ考えながら過ごしてみましょう。

    【お昼の放送の時間に紹介したおすすめの本】   春の読書週間 

テーマ 「映画化された本」    2024//

春のこども読書週間が始まりました。4月23日は「子ども読書の日」5月5日は「子どもの日」に合わせ、子どもたちに読書を親しんでもらいたいと作られた週間です。

映画化された本を紹介します。

●1冊目は、「52ヘルツのクジラ」町田そのこ/著 中央公論新社

この本は、2021年、本屋大賞を受賞しています。本屋大賞は、全国の本屋さんで働く書店員から「面白かった」「すすめたい」と投票して選ばれた本です。

「52ヘルツのクジラたち」は今年の3月に映画公開がされました。

ある傷を抱えて東京から大分の海辺の街の一軒家へ移住してきた主人公の貴瑚(きこ)。母親から虐待を受け、声を発することができない「ムシ」と呼ばれている13歳の少年と出会います。貴湖もかつて、虐待を受け逃げてきた身の上。同じ匂いのする少年を救いたい。「52ヘルツのクジラ」の声を聴くことで、自分が救われたことを少年に伝えます。「52ヘルツのくじら」とはどういう意味なのか?心から応援してくれる人間関係に触れながらの温かいおはなし。

 2冊目は「幕が上がる」平田オリザ/著 講談社

この話は2015年に映画化され 2016年日本アカデミー賞を受賞。

夢中になることの説得力がもの凄く強く、まだ夢中になれるものを見つけてない人が見たら爆発しちゃうような作品だそうです。

とある地方高校の弱小演劇部の話です。演劇の知識が無い顧問とお姫様キャラのユッコやムードメーカーのガルルなど部員たちは個性豊かなメンバー。そこに「学生演劇の女王」と呼ばれていた新任教師の吉岡先生との出会いから彼女たちの運命は一転します。ある日、吉岡先生が「肖像画」と呼ばれる衝撃的な一人芝居を演じて見せたことをきっかけに、部員たちの潜在能力が開花し始めます。

高校の演劇大会は、年にたった一度。負けたらそこで終わりの一発勝負。吉岡先生は「答えはすべて稽古場にある」と励まし最初の難関である地区大会に挑みます。地方大会すら勝ったことのない彼女らでしたが、吉岡先生の「君たちと全国大会に行きたい」という気迫の一言から青春の全てを懸けることになっていきます。

琴平中学校も全校生で気迫の人権劇を演じる伝統がありますね。演劇に興味にある人は読んでみてください。映画を観てから本を読む?読んでから映画を観る?

 

 

出前本棚 2024/5

新学年に入って初めての 【給食に時間に紹介したおすすめ本】

    テーマ「歌舞伎」    2024/4/1

今、琴平町は「第三十七回 四国こんぴら歌舞伎大芝居」が開催されています。

そこで 図書館にも「歌舞伎」に関する本がありますので紹介します。

 

●1冊目は、「歌舞伎と文楽の図鑑」国土社

歌舞伎の舞台には「すっぽん」「花道」「せり」など仕掛けがあります、歌舞伎の音楽はどんなものでしょう?裏舞台を支える 拍子木を打つ人、黒子について、また歌舞伎の衣装や、役者の顔に赤や黒で描かれる隈取について、歌舞伎役者になるにはどうしたらいいのか、などなど、知りたいことが簡単にわかりやすくまとめられています。

 

2冊目は「市川染五郎と歌舞伎へ行こう!」旬報社

市川染五郎は、現在は松本幸四郎と襲名して、今回のこんぴら歌舞伎でも役者として演じています。幸四郎の魅力を歌舞伎を通して紹介している本です。演じている写真や生い立ちや家系図、幸四郎への50個の質問 例えば「舞台前のジンクス」や「仲良しの歌舞伎役者」「普段の食生活」など。また全国の歌舞伎小屋の紹介も載っています。もちろん現存する中では日本最古の芝居小屋である「金丸座」についても書かれています。鼠木戸についてなど紹介もされています。

 

 

この2冊以外にも、歌舞伎に関する本はあります。歌舞伎についての疑問や知識を得るために図書館を使って調べてください。

「80冊 読書ノート」

          KOTOCYU LIBRARY 2024

琴中図書館オリジナル「読書ノート」を作り、配布を始めました。

年間に80冊の読書ができたら、好きな先生からのプレゼントや表彰があります。

本の中の気になる一部分の読書や新聞の一つの記事を読んでもオッケー。

「読解力の向上には読書習慣の定着が欠かせない」とし、香川県教育委員会で対策がなされています。琴中生の読書習慣のために使ってほしいノートです。

各学年フロアーに「緑の出前本棚」を設置しました。現在は毎月10冊ずつ届けています。

●図書館まで、なかなか行く時間が無い人

●どんな本を読もうか迷っている人

●ちょっと本でも開いて読んでみよう

●出前本棚に持ってきてほしい!も大丈夫

こんな人たちの要望に応えました。。

出前本棚 2024/3

<こんぴらの紙芝居「お狸はんの嫁入り」

     町民に向けて 初公演しました>

3月16日(土)14時~14時30分

琴平中学校図書館にて開催。

参加者は、町内外から約70人でした。

アンケートでは

公演について、郷土資料としての紙芝居の出来栄えについて、ほとんどの方が、

とても良かった。琴中生による紙芝居の継承を応援したい、進めてほしいなど前向きな評価をいただきました。琴中生と町民とで作り上げた「こんぴらの紙芝居 お狸はんの嫁入り」は、琴中に郷土資料として保存し、郷土愛を育んで参ります。

どうぞ見守ってください。

【お昼の給食の時間に紹介したおすすめ本】

テーマ「今年度おすすめ絵本ベスト2」2024/3/5

 ●1冊目 「りんごかもしれない」ヨシタケシンスケ/著 

OE絵本屋さん大賞など多くの賞を受賞している絵本です。ある日、男の子が学校から帰ってくると、机の上の隅っこに赤いリンゴが1つありました。男の子は想像力が豊かで「これはもしかしたらリンゴではなのかもしれないと想像します。ほんとは大きなサクランボ?反対側はみかん?剥いても皮ばっかり?など自由で楽しい発想が続き、最終頁まで飽きさせない。気分転換にはもってこいの子どもも大人も楽しめる絵本です。

 

 ●2冊目「たいせつなこと」マーガレット・ワイズブラウン/作 

作者のマーガレット・ワイズブラウンは、スペインの王子様や

20歳年上の詩人で劇作家の女優とロマンスを持ち、100冊以上の絵本製作を手掛けます。アメリカで出版された絵本の中でもっともすぐれた作品の画家に贈られる賞、コルデコット賞も受賞しています。この絵本「たいせつなこと」は1949年アメリカで出版され、静かに読み継がれてきた絵本です。そこにあるスプーン、くつ、りんご、雪、草などのそれぞれの役割は決まっており、当たり前のように、用途にあわせて私たちは考えることもなく、それらの道具を利用したり、景色として流れ過ぎています。 マーガレトは、本当にたいせつなことは、シンプルな存在意義であり、自分らしくあることだと書いています。読んでもらいたい絵本ベスト1です。

 

 

「文字・活字文化進機構(東京)」から

          「読書バリアフリー体験セット」が届きました。      

ブックトラックに乗せて、昼休みに各学年フロアーに出前しました。「バリアフリー図書」は、字だけが、読書手段ではなく、障害を抱えた人でも、だれでも読書をしたい人が読書できるように作られています。「点字絵本」や「大きな文字の本」、見えにくい人に「オーディオブック」、外国人も含め、文字が理解できにくい人へ、文字がない写真、または優しい言葉で説明した「LLブック」、赤ちゃんなど、小さな子どもも楽しく読める「布の絵本」などです。生徒さんや先生も「バリアフリー図書」について知る機会となりました。    2024年2月20日(火)~3月5日(火)

 

【お昼の給食の時間に紹介したおすすめ本】

テーマ 「今年度のおすすめ本ベスト3 」        2024/2/13

●1冊目 「歴メシ!決定版 歴史料理をおいしく食べる」遠藤 雅/著 晶文社

 古代メソポタミア文明時代からの偉人たちが食べたであろう料理を紹介。

偉人の歴史や背景や生きざまにも触れながら、身近な調味料で簡単に作れるレシピ集です。

材料も手に入りやすいものが多く、すぐにでも作れそう。

例えば、紀元前5世紀のアレクサンドロス大王の食事は、神々に祈りを捧げ、座って朝食、昼は読書と狩猟、夕食は暗くなって寝椅子で。料理は「マケドニア風リゾット、エンドウ豆の卵とじ、鶏肉のオーブン焼きニンニクとガルムソース、煮込みリンゴのはちみつ漬け」です。なんておいしそう!

他に、クレオパトラ、レオナルド・ダビンチ、マルコ・ポーロ、ベートーベン、マリー・アントワネットなど、皆が知る偉人が食したメニューとつくり方が、わかりやすく書かれています。

偉人になった気分で料理してみるのはどうでしょう。

 

●2冊目「成瀬は天下を取りにいく」 宮島未奈/著 新潮社

2024年本屋大賞ノミネート作品。

とにかく、まっすぐに突き進む「成瀬あかり」の中学、高校、大学進学までの物語。

あかりは、近所にある小さいころからなじみのデパートが1か月後に経営不振で閉店となることを知り、1か月間は毎日通うと、プロジェクトを作り、実行。

そのことが、後々の人の縁につながっていきます。

成瀬あかりは、人の目より、自分の考えや信念を大事にし、自分の心に素直に応えて進みます。

その生き方が、決してマイナスではなく、魅力と感じる、気付く人も現れます。

元気をもらえる本です。

 

●3冊目「セルフケアの道具箱~ストレスと上手につきあう100のワーク」伊藤絵美/著 晶文社

2022年メンタル本大賞受賞の本。臨床心理士、精神保健福祉士、大学教授でもあり、カウンセラーとして働く著者からのアドバイス本。短い文章と細川貂々の優しいイラストで読みやすい。

小学生算数ドリルを次々と説くように、自分の心の中を紙などに書きだし、シンプルに心を理解していく。

例えば、ふわふわしたものを触ると良い気もち?自分を追いやる心の中の悪魔の言葉を書き出して行くこう?などのワークが100問。1つずつ、実行するだけで、自分を楽しく変えられそうです。

 

 

【お昼の給食の時間に紹介したおすすめ本】

テーマ「哲学者のことば」      202//30

 

受験生や、ふと自分の進んでる考えに疑問をもったり、一言アドバイスが欲しい人に読んでもらいたい本です。

●1冊目「哲人訓 今こそ必要な100のことば」サンリオ/出版

ベーコンの言葉「人生は道路のようなものだ。一番の近道は、たいてい一番悪い道だ」ヘミングウエイ「日はまた昇る」どんなに落ち込んでも必ず明るい未来が来る。すーと納得できる100の言葉が詰まってます。

 

●2冊目は、「あなたに贈る希望の言葉」バーバラ・ミロ・オーバック/著 PHP研究所/出版

著者が悟った夢をかなえるための法則

①自分を知る。どう生きたいのか、したいのかを問いかける。②行動する。意思は行動に変わる③根気よく続ける。

つまり夢を意思に変え、志にして、道を拓いていく。そして自分の力を信じる。

夢をかなえるための勇気があれば、いつか必ず叶うと書いています。

 

●3冊目「わたしたちの名言集 ベスト100」ディスカバートウエンティワン/編集・出版

音楽の歌詞、映画のシーンなどのフレーズを集めています。

例えば 中島みゆきの歌「ファイト!」の中の言葉「私の敵は私です」

Mrチルドレン「終わりなき旅」の中の「誰のまねも すんな 君は君でいい」

 励ましてくれるフレーズがいっぱいです。

「木守文庫」の活用の様子

「木守文庫」とは、香川県立図書館が小中学校の読書や学習活動を支援するために

県内の学校に貸出するサービスです。

 

琴中も以下の期間に活用しました。

 2024年1月17日~2月13日

  ・・・1年生に「キャリア教育(職業ガイド)」

 2024年2月28日~3月21日

  ・・・2年生に「修学旅行(九州北部)